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ウクライナ情勢・2 ? ?

2022/02/22

国際政治学者の三浦瑠麗氏が22日、「めざまし8」(フジテレビ系)に出演し、緊迫するウクライナ情勢について解説した。

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© 東スポWeb

三浦瑠麗氏(東スポWeb)

プーチン大統領は「長い間すべきだった決定を下す必要がある。ドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立と主権を直ちに認める」と声明を発表。ウクライナ東部のロシアが実効支配するドネツク州、ルガンスク州の親ロシア派武装勢力を独立国家として承認する署名を行った。

今後はロシア軍が武装勢力の要請に応じてこの2州へ駐留することが可能になるとされる。

これに対し、EU(ヨーロッパ連合)は声明で「国際法など明かな違反であり、確固たる決意で対応する」とし、米バイデン政権も「経済制裁を発動する」と反発した。

三浦氏は「これで(2015年にウクライナ軍と親ロシア派武装勢力との紛争解決に向けた)ミンスク合意は破綻ということになりましたね。それによって実際には停戦ではなくて、戦争にどんどん発展していくかどうかがこれからの分かれ目になります」と指摘。

ロシアは19万人といわれる軍隊を国境沿いに集結。三浦氏は「この軍隊が独立を自称している2共和国の中に平和維持部隊と自称して入っていくことが、大統領令としてプーチンさんから指示があった。そうすると数十万対数十万の軍隊の対決になるわけですから、戦争に発展してしまうことになる」と危惧した。

番組MCの谷原章介からの「米国、欧州は足並みを揃えて協調して対応することができるんでしょうか」との問いには「ロシアへの経済制裁はある程度限定された制裁なんですけど、プーチン大統領が侵略の意図を隠さなくなってしまった、2共和国を承認してしまったことによって、西側はもはや一枚岩で対応するしかない。ここは日本も足並みを乱すようなことはしない方がいい」と語った。

一方、注目の中国がどう出るかについては「中国はロシアと一枚岩といわれているが、ロシアの軍事行動に対しては、若干の不快感を示す可能性がある。侵攻を認めるかどうかでいうと、中国はウクライナと経済的、軍事的にも縁が深い関係に今なっている。そんなにシンプルな話ではないということは分かっておいた方がいいですね」と独自の視点で述べた。

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